●古都・京都に全国の女性が集う
山梨県中小企業団体女性部会

10月20、21の両日、組合関係女性経営者等全国交流会『レディース中央会フォーラム2005』京都大会が開催された。本県から34名、全国から約240名の女性経営者、経営者夫人、組合の女性役職員が参加した。
全国中小企業団体中央会 筆頭副会長、山梨県中小企業団体中央会 宮川睦武会長が主催者のあいさつを行い、講演、パネルトーク、懇親会などが催された。
講演では、『京都の底力』〜老舗に学ぶ京都の経営〜と題し、服飾評論家の市田ひろみ氏が、「京都は、長い時をかけて文化を育む中で常に“古さ”を慈しみ、“新しさ”をどのように生かし、受け入れていくかを考えている。人間関係も同様に「古さ」だけでは廃れ、「新しさ」だけでも馴染まない。双方が融合する中で、人々の暮らしに根付いていくのが文化であり、京都は最もその文化の形成に努力し、成功している。」と語った。
続いて、『昔も今もファッションは経営の要』をテーマに市田ひろみ氏、小篠綾子レディース中央会大阪会長、渡邉隆夫京都府中央会長によるパネルトークが行われた。
「人と人との関わりの中で、建前ではなく、出会った相手をお互い理解し、真心のこもったおもてなしは、世界に通じる信頼の始まり。」「国際化が進む中で、日本人の心を持ち、国、企業、自分自身にプライドを持つことが必要。」また、「経営だけでは潰れる。人づくりこそが、経営の柱」などの活発な意見交換が行われた。
懇親会は、参加者が地域を越えてテーブルを囲み、情報交換や親睦を深めた。
翌日は、秋の味覚に舌鼓を打ちながら一足早い京都を楽しみながら無事終了した。
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